「スーホの白い馬」ラボ教育センター発刊

馬頭琴奏者ミンガド氏にとっての「スーホの白い馬」

2017年4月6日の日経新聞に、「スーホの白い馬」に関する記事がのっていました。 ずっと日経新聞の読者をしています。 意外とおもしろいのが、最後にある文化面。
この日はスーホの記事があったのでいちばんに読みました。

小学2年生の教科書に出てくる物語りでもあり、赤羽末吉さんの絵本としてご存じのかたも多いとおもいます。
ラボライブラリーにも「スーホの白い馬」”Sukh`s White Horse” は入っていて、中国や韓国の物語りとともにアジアのお話しのひとつとして取り組まれています。

記事には、馬頭琴奏者・翻訳家のミンガド・ボラグ氏が 「スーホの白い馬」を読んでの感想からはじまって、日蒙のつながりまでの思いが書かれていました。 日経新聞のサイト登録がしてあるかたは読んでみると面白いです。

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO14938270V00C17A4BC8000/

人の乗った馬のほうが裸馬よりも早く走れるというところは特に━━━体験乗馬しかしたことがなく、ちんたらりーとまたがって馬に歩いてもらった覚えしかなかったので━━━びっくりでしたね。 人ひとり乗って重くなっても、無駄な動きがないように制御できたほうが早いとは驚きでした。
何十年ぶりかでこの夏は乗馬しに行きたいものと思ってしまいます。

日本とモンゴルをつなぐ物語り

彼の育ったモンゴルの草原も 社会の変化にともなって大きく姿をかえつつあることや、馬頭琴演奏とモンゴル文化をあわせて知ってほしい思いが書かれています。
この絵本が実話をもとに描かれたものだなのか伝承をもとにした創作なのかといったことが大切なのではなくて(それについても考察がいろいろと書かれていて読みごたえがありました)、『この絵本が日本とモンゴルの縁をつなぐ役割を 長いこと果たしてきてくれたこと』 それがとても大切なことだと最後まとめられていて、とても心に残りました。

「物語り」のまわりを彩るエピソードで「物語り」への印象は強くなる。 そのCDを聞くときの耳も強くなる。

「スーホの白い馬」は、くまざわパーティとして取り組んだことはなく、そんなに大好きな作品ではありません。 それでも「スーホの白い馬」を目にするとひかれます。

ラボウィンターキャンプで「スーホの白い馬」がテーマだったことがありました。 そのときに『しろうま』の役をやったラボっ子が2016年のラボサマーキャンプで 私のロッジのシニアメイト(ロッジ担当高校生)になっていて再会しました。 むこうはもちろん私を覚えていたわけではなかったけど、私の頭には雪のくろひめのロッジ、「スーホの白い馬」のテーマ活動がさっとよみがえってきました。

「冬のキャンプで「スーホの白い馬」がテーマだったとき、いっしょだったよ。 あなたがしろうまの役をやっていたのを覚えてる。 私は矢になってあなためがけて飛んだのよ。
『もっと近くまで飛んできてくれないと逃げてる感じがでなくて困る』と言われて、ぶつからないように順番に、もっと近くまで飛ぼう、と、同じように矢をやっていた小5小6の子たちと話したのも覚えてる。」

その年の冬には小学生だったその子は高校生になり、ロッジのシニアメイトとして立派にロッジを運営していました。
そのときから、「スーホの白い馬」は私にとってちょっと特別なものになったのです。 お話しからイメージするのは夏から秋かなと思うのですが、そうではなくて冬になると なんとはなしに取り出してかけてみるライブラリーCDになりました。
そうすると、なんとなく自分の物語りになっていきます。 うろ覚えなところもたくさんあるけど、なんとなく英語も日本語も覚えていきます。

英語学習のために作ったスキットではなくて「物語り」を通して英語ということばにふれていく意味は大きい。

虫がすきだから━━「ひとあしひとあし」”Inch by Inch” レオ・レオニの絵本です。
働くクルマがすきだから━━「しょうぼうじどうしゃじぷた」
動物がすきなら━━「こつばめチュチュ」(この夏のキャンプや合宿のテーマです)”ChuChu” 「手袋」”The Mitten” 「スーホの白い馬」もあります。
お姫さまが大好きだから━━「白雪姫」”Snow White” お姫さまでなくて、女の子が活躍するストーリーもたくさんあります。
くいしんぼで食べるの大好き━━「まよなかのだいどころ」”The Night in the Kitchen” 「不思議の国のアリス」なんかもおいしいシーンがありますよね。

ぜんぜん理由は思い当たらないけど なぜかそれが好き。
そんなふうでよいのです。 そんなふうがよいのです。

物語りの背景にからむ思いがあったり、その物語りがその人にとってちょっと特別なものであれば、そのライブラリーは、このうえない教材、学びのベースになってくれます。

ライブラリーをある程度そろえた中から、好きなものがみつかっていく。

子どもの興味関心のひろがりは意外なところにあったりするので、ある程度の量があったほうが当然よいです。 ラボライブラリーは揃えられる期間が6月と11月に決まっているし、その時期ならとりまとめができるので送料もかかりません。

ラボのいろんな活動をする基礎になるのがライブラリーです。 子どもの数だけいろんな背景があります。できたらいろいろ揃えてあげてくださいな。
そのためにさまざまな物語りを用意しています。
それが ラボライブラリーです。

 文中の画像は ラボ教育センター「ラボライブラリーシリーズ」より 
 Sk24 Sukh`s White Horse from the Folk Tales of Asia「スーホの白い馬」
再話/大塚雄三  絵/赤羽末吉 

お子さまの英語へのファーストステップを、彩りゆたかな「物語り」ではじめませんか?